先週公開した三次元将棋が2万9千いいね以上をつけるバズを見せ、あの量子将棋以上のバズをすることがあるのかと驚いているところです。
「将棋対チェス」を公開しました!
将棋対チェスの初期配置
「将棋対チェス」は、先手は将棋、後手はチェスの駒を使って対局します。
9×9の盤に、将棋側は通常の20枚、チェス側は1筋を空けて16枚を並べます。相手の玉・キングを詰ませれば勝ちです。
特徴は、
双方とも取った駒を持ち駒として使える
ことです。将棋側がポーンやナイトを打ったり、チェス側が歩や銀を使ったりと、対局が進むにつれて両方の駒が入り交じります。
  • 二歩・打ち歩詰め・王手放置など、将棋の禁じ手を適用します。ただし、ポーンは同じ筋に複数枚あっても構いません。
  • 将棋の駒は敵陣3段で成れます。ポーンは最奥の段で昇格します。
  • キャスリングやアンパッサンもチェス側に適用されます。一度駒台に乗り初期配置に打たれたポーンは二マス進むことができないため、アンパッサンもされません。
このルールは、将棋YouTuberのそらさんにより考案されました。同時にそらさんによる動画も公開されているのでぜひご覧ください。なんとチェスYouTuberの方と対戦されています。
将棋とチェスの異種格闘技をお楽しみください。
三次元将棋の角の遮り方式の変更と龍、馬の動きバグの修正
馬・龍の隣接マスへの移動が周囲の駒に誤って遮られる不具合を修正したのと、駒の動きについてやや大きな変更がありました。
それは、三次元将棋の角の利きの遮り方式が変更となったものです。以前の方式では、断面上で角のような動きをする際に、断面上に駒がなくても遮られる場合があり、例えば7層目などの断面で7六VII歩と突いても8八VIIの角は77→66→55と進めませんでした。また、飛車の遮りとの対応が取れていなかったという問題もあります。
新方法では、以下のように遮られます(着776というのは無視してください)。ちょうど旧方式の遮りが45度回転したような形になっていますが、角の利きにそって外側に向かうような向きとそれと垂直に外側方向に影ができるようなイメージです。なお、この影は角の利きがなす別の二平面に交わるところまで達します(そこには行けません)。
Screenshot 2026-10-18 at 15
また、以下のように、角がなす利きの平面の中央に駒が位置している場合は、両方の垂直方向に影が伸びます。
Screenshot 2026-10-18 at 15
また、駒が別の2平面と交わる位置にある場合はこのようになります。
Screenshot 2026-10-18 at 15
これは、より飛車の動きとの対応が取れた定義となっています。というのも、ここでは角と同じ層上において2次元の角の動きをして、そこから立ち上がることで長方形を作り、その長方形内に駒がなければ移動できるというふうに定義しているからです。(より厳密な説明については駒の動きページを参照)実は、このように定義すると四次元以上の高次元でも同様に角の遮り方を定義できます。
このため、初手の角道の開け方から変わってきたり、角が中段にいる時の歩の段への貫通力などが変わってきていますのでぜひご確認ください。個人的には、少し弱体化している印象はあります。
この変更に関しては、引き続き「高次元将棋における飛車角の一般化」を執筆された、量子将棋縺王戦の主催者でもあるSen Miuateさんに多忙な中時間を費やしていただき新定義の提唱や、私への解説や助言などを行っていただきました。ありがとうございます!また公式Discordの三次元将棋チャンネル上で意見やフィードバックをいただいた方、ありがとうございます!
三次元将棋の操作性を改善しました
三次元将棋の表示と操作を改善しました。
  • 「単層表示」に加え、筋・段ごとの断面にも注目できるようになりました。他の断面を薄く表示することで、重なった駒の位置や利きを確認しやすくなります。
  • 盤面の座標表示をクリック・タップして、注目する断面を切り替えられます。同じ表示をもう一度押すと解除できます。マウスを重ねるだけで、一時的に確認することもできます。
  • 手前の駒はくっきり、奥の駒は淡く表示するようにし、奥行きをつかみやすくしました。断面の切り替えも滑らかになりました。
  • 着手時や棋譜の再生時に、駒の移動先に合わせて注目する断面が切り替わるようにしました。
  • 層(上下)方向への移動の区別のための棋譜表記法が確立されていないため、「7六VII歩(7七VII)」などと移動元を併記する方法になっていますが、直前と同じマスへの着手を「同〜(移動元)」と表記するようにしました。
今後とも将棋ったーをよろしくお願いします https://shogitter.com