育児で腱鞘炎になりかけつつ、プログラムも書いております。
新ルール「けろりんむら」の追加
新ルール
「けろりんむら」
を追加しました!
Screenshot 2025-04-04 at 19
「5すくみ追いかけっこ将棋」と呼ばれており、数字の1つ小さい駒を取れ(1は5を取れる)、先に3つ取るか敵陣にゴールすれば勝ちというものです。簡単なルールながら、追いかけっこや相手を出し抜いてゴールするといった要素があり一手を争う勝負を味わえます。
このルールの実装に際しては、ボードゲーム製作者あんちっくさん (@antic_akira)、けろりんむら考案者で、たね企画室のメンバーのももこさん(@sibazakura2)とヨッシーさん(@yossy91110)などにご協力いただきました。ありがとうございました!
おまけ:「けろりんむら」における千日手について
ここでは、「けろりんむら」における千日手の扱いについて詳しく触れてみます。「けろりんむら」そして姉妹作品の「めだまがえる」では、追いかけっこが主眼であるため千日手が出てきがちです。
単純な例は次のとおりです。(白⑤が右下に移動して取りをかけ、緑④が左上に逃げる、白⑤が左上に取り、緑④が右下に逃げの繰り返し)
Screenshot 2025-04-04 at 19
取りをかけられている側から打開するのが難しい場合もあるため、片方が攻撃を続けていて千日手になる場合は攻撃側が打開しないといけません。これを将棋ったーでは、本将棋の「連続王手の千日手」を援用し、「連続攻撃の千日手」を反則負けとして定義しています。これは、同一局面が4回出現した時点で、1回目からの手順が「片方が新たに取りをかける(白⑤が緑④へ)」「もう一方がその取りを外す(緑④が白⑤から逃げる)」の繰り返しだった場合にこれが該当します。
これ以外の定義では、「めだまがえる」のCPUなども作られたヨッシーさんによるものがあります。こちらはやや広範な攻撃(「仕掛け」)を連続しての千日手が禁止されています。
今回、既にヨッシーさんによる定義がある中、よりわかりやすく将棋との親和性も高めようと、「連続攻撃の千日手」の定義を行いました。果たしてこれでプレイ感は保たれているのか、そもそも分かりやすくなっているのか、お聞かせいただければ幸いです。
その他
対局室関連:
  • 振り駒が対局開始時に行われないバグを修正しました。
  • 持ち時間・振り駒がオフに出来ないバグを修正しました。
  • チャットのコメント送信時の挙動を改善しました。
千日手関連:
  • 連続王手の千日手が引き分けになっていたバグを修正しました。
  • 駒が移動中には千日手判定をしないようにするなどしました。(スピード将棋では、初手で玉などを単振動することで後手が指す前に千日手とすることも可能でした。)
今後とも将棋ったーをよろしくお願いします。 https://shogitter.com